楽天モバイルだけでフリーランスエンジニアが仕事できるのか、実際に5年使って検証した

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ホテルやマンスリーマンションで仕事をするフリーランスエンジニアにとって、通信回線は文字どおりインフラだ。この記事では、楽天モバイル(楽天最強プラン)を実際に5年以上メイン回線として使っている僕が、「フリーランスエンジニアの仕事にちゃんと使えるのか」を体験ベースで書く。

結論を先に言うと、ほぼ問題なく仕事できる。ただし5Gエリアの確認は必須で、状況によってはストレスを感じる場面もある。良い点も悪い点も正直に書くので、乗り換えを検討している人は参考にしてほしい。

カフェでノートPCを操作するフリーランスエンジニア

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  1. 楽天最強プランの基本スペック
  2. なぜフリーランスエンジニアに楽天モバイルが合うのか
  3. 実測データ:楽天モバイルの通信速度
    1. スマホ本体での受信速度(5G)
    2. テザリング経由でPCに繋いだときの速度
    3. 5Gと4G、エリアによる速度差の実態
    4. 時間帯による速度変動
    5. 月間データ使用量の実績
  4. テザリングで実際にどこまで仕事できるか
    1. ビデオ会議(Zoom / Google Meet)
    2. コーディング・リモート作業(SSH・VPN)
    3. ファイルのダウンロード・アップロード
    4. ドキュメント作成・Slack・メール等の軽作業
  5. 楽天モバイルをメイン回線にするリスクと実際の対策
    1. 電波が弱い場所がある
    2. 対策として実際にやっていること
  6. ホテル暮らし・マンスリー生活と楽天モバイルの相性
  7. 正直な感想:良かった点と気になった点
    1. 良かった点
    2. 正直に感じた不満点
  8. 楽天モバイルが向いている人・向いていない人
    1. 向いている人
    2. 向いていない人
  9. よくある質問
    1. 楽天モバイルのテザリングだけでビデオ会議はできますか?
    2. SES現場(常駐)でも使えますか?
    3. ホテル暮らしでメイン回線として使えますか?
    4. 楽天最強プランは月いくらかかりますか?
    5. 地方でも楽天モバイルは使えますか?
    6. 楽天モバイルで速度制限はかかりますか?
  10. まとめ:楽天モバイルはフリーランスエンジニアのインフラになりうる
  11. 関連記事

楽天最強プランの基本スペック

まず前提として、記事執筆時点(2026年3月)のプラン情報をまとめる。

項目内容
プラン名楽天最強プラン
月額料金〜3GB: 1,078円 / 3GB〜20GB: 2,178円 / 無制限: 3,278円(税込)
データ容量無制限(国内)
テザリング無制限・追加料金なし
通話料Rakuten Linkアプリから無料
契約縛りなし(解約金ゼロ)

料金・プラン内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトで確認してほしい。


なぜフリーランスエンジニアに楽天モバイルが合うのか

フリーランスになって最初に実感したのは、「拠点が固定されない生き方では、固定回線が引けない」という事実だ。

SES案件をやっていると、現場が変わるたびに通勤先が変わる。そのたびに「案件の近くに住みたい」という動機が生まれる。マンスリーマンションやホテルを短期で使うライフスタイルになると、光回線の契約は選択肢から外れる。工事が必要で、退去したら解約・撤去の手間がかかる。

その答えとして選んだのが楽天モバイルだった。テザリングが無制限・追加料金なしで使える点が決め手だ。スマホをモバイルルーター代わりにするだけで、どこでもPCをネットに繋げられる。

縛りなし・解約金ゼロというのも重要だった。フリーランスはいつ案件が変わるかわからない。2年縛りの契約を抱えると、ライフスタイルを変えるたびに違約金が生じる。「いつでも変えられる」というのは、身軽に動きたいフリーランスにとって精神的なコストが低い。

データ容量を気にしなくていいことも、仕事目線では大きい。Zoom・コーディング・ファイル転送・VPNと、エンジニアの作業はそれなりにデータを食う。「GB残量が気になって動画品質を落とす」という判断をしなくて済むのは、地味だが快適さに直結する。ホテル暮らしのコストをリアルに試算した記事でも書いたが、固定費を抑えながらどこでも仕事できる環境を整えるうえで、月3,278円のテザリング無制限回線はコスパが良い。


実測データ:楽天モバイルの通信速度

ここが記事の核心部分だ。Fast.com(Netflix提供の速度計測ツール)を使って実際に計測した結果を載せる。

注意してほしいのは、スマホ本体の受信速度と、テザリング経由でPCに繋いだときの速度は別物だということだ。テザリングを経由するぶん、必ずロスが出る。記事内では両方を区別して掲載している。

計測場所は東京都郊外の自宅付近。電波は5G。朝・昼・夜の各時間帯で計測した。

スマホとノートPCでテザリング接続するイメージ

スマホ本体での受信速度(5G)

時間帯電波下り速度
朝(9時台)5G140 Mbps
昼(14時台)5G130 Mbps
夜(22時台)5G150 Mbps
スマホ本体でのFast.com計測結果 140Mbps(5G接続)

5G環境では朝・昼・夜を通じて130〜150Mbpsで安定していた。時間帯による極端な落ち込みはなかった。

テザリング経由でPCに繋いだときの速度

実際に仕事で使うのはテザリング経由だ。こちらの速度が仕事の快適さに直結する。

時間帯電波下り速度
朝(9時台)5G(テザリング)95 Mbps
昼(14時台)5G(テザリング)46 Mbps
夜(22時台)5G(テザリング)60 Mbps
テザリング経由PCでのFast.com計測結果 95Mbps

テザリング経由では46〜95Mbpsという結果になった。スマホ本体と比べると30〜65%程度に落ちる。特に昼間は46Mbpsまで下がったが、それでもZoom・コーディング・Slackといった日常業務では「遅い」と感じるレベルではない。Zoomの推奨帯域は上下3.8Mbpsなので、テザリング経由でも十分余裕がある。

5Gと4G、エリアによる速度差の実態

東京都郊外の自宅付近では5Gが入る。ただ、マンスリーマンション滞在中(港区高輪)では5Gが入らず4G止まりだった。「都心だから5Gが入る」とは限らない。建物の構造や場所によって電波状況は変わる。

楽天モバイルのカバレッジマップには「高エリアカバー率」と書いてあるが、それは4G/5Gを合算した数字だ。5Gが入るエリアは体感でかなり限定的だと思っておいた方がいい。引っ越し先や滞在先の電波状況は、事前に楽天のエリアマップで確認することを強くすすめる。

時間帯による速度変動

スマホ本体の速度は時間帯による差がほとんどなかった(130〜150Mbps)。一方、テザリング経由では昼間に46Mbpsまで落ちる場面があった。体感としても昼〜夕方は「やや遅いかな」と感じる瞬間があったが、「仕事にならない」ほどではなかった。Zoom接続中に映像が乱れたことはなかった。

月間データ使用量の実績

1ヶ月でどのくらいのデータを使うのか。楽天モバイルアプリで確認できる月次使用量を、生活環境が異なる2つの月を例に示す。

使用データ量(GB)生活環境・主な使い方
2025年7月257.24 GB埼玉県在住・週2在宅勤務。在宅日はテザリングでZoom・コーディング・Slack。現場出社日は会社のネットワーク利用
2025年10月293.45 GB都内マンスリーマンション(港区高輪)滞在中・週2在宅勤務。Wi-Fiが有料オプションのため在宅日はテザリングをメイン回線として使用。4Gエリア

環境が違っても、どちらも250GB以上を消費している。「無制限プランでなければ確実に足が出る」量だ。テザリングメインの生活では月300GB近くに達することがわかる。楽天最強プランのデータ無制限(3,278円/月)はこういった使い方をしている人間には理にかなっている。


テザリングで実際にどこまで仕事できるか

速度データが揃ったところで、実際の業務ごとにどうだったかを書く。

ビデオ会議(Zoom / Google Meet)

5Gエリアでは問題なかった。映像・音声ともに安定していて、相手から「聞こえにくい」「映像が止まる」と言われたことはほぼない。

高輪のマンスリーマンション滞在中(4Gエリア)でも、特に画質を落とす設定にはせずそのまま使えていた。ただ、たまに映像や音声にラグが出ることはあった。通話が切れるほどではないが、4G環境では5Gほどの余裕はない。重要な打ち合わせの前は、ホテルのWi-Fiと楽天モバイルのどちらが安定しているかを事前に試しておくのが無難だ。

なお、SES案件で現場に常駐している日は会社のネットワークを使うため、楽天モバイルの速度は関係ない。テザリングが重要なのは在宅・ホテル勤務の日だ。

コーディング・リモート作業(SSH・VPN)

コーディング自体はインターネット接続が常時必要な作業ではないので、ほぼ影響なし。GitHubへのpush/pullも通常の速度で問題なかった。

SES案件の場合、会社のVPNに接続して作業することがある。VPN接続を経由すると速度が落ちる傾向があった。ただ「仕事にならない」レベルではなく、実用域は保てていた。VPNの種類やサーバー負荷にもよるので一概には言えないが、体感として「やや遅くなる」程度だ。

IDE(VSCode)のRemote SSH機能や、クラウド上のサーバーへのSSH接続も試したが、コマンドのレスポンスに違和感を感じるほどの遅延はなかった。

ファイルのダウンロード・アップロード

npmやComposerでパッケージをまとめてインストールするケースなど、まとまったサイズのダウンロードは時間がかかることがある。5G環境では数百MBのダウンロードも数十秒で終わる。4G環境では1分以上かかることもあった。

S3等へのファイルアップロードは上り速度が影響する。体感としては下りより遅い印象があったが、数百MB単位のファイルを頻繁にアップロードするような作業でなければ、実用上の問題はなかった。

ドキュメント作成・Slack・メール等の軽作業

Googleドキュメント・スプレッドシート、Slack、メールといった軽い通信用途は4G環境でも全く問題なかった。これらで詰まる場面は5年間で一度もなかった。

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楽天モバイルをメイン回線にするリスクと実際の対策

良いことばかり書いても意味がないので、正直なところも書く。

電波が弱い場所がある

地下や大きなビルの内部では電波が弱くなることがあった。これは楽天モバイルに限った話ではないが、他キャリアに比べて感じる頻度は高い印象だ。特に地下鉄の駅構内・地下のカフェでは「電波が入らない」場面があった。

あと1回、明らかに接続が不安定になったことがある。Zoomの通話中に音声が途切れ、一度切断・再接続することになった。原因が楽天モバイルの問題なのかZoom側の問題なのかは特定できなかったが、「完全にゼロリスクではない」ということは正直に書いておく。

対策として実際にやっていること

重要な打ち合わせや、クライアントとのビデオ会議が入っている日は、事前にWi-Fi環境を確認しておく。ホテル滞在中であればフロント近く、カフェならWi-Fiが使える席を選ぶ。「もし繋がりにくくなったときにどう動くか」を頭の中で一回考えておくだけでも、かなり安心感が違う。

現場常駐型のSES案件では会社のネットワークを使うため、楽天モバイルの電波状況は問題にならない。リスクが出るのは在宅・ホテル勤務の日に限られる。

「保険としてモバイルWi-Fiルーターを持つ」という選択肢もある。ただ僕自身は5年間、楽天モバイル1本で大きな問題には遭遇しなかったため、現在は追加のルーターは持っていない。これが「楽天モバイル1本で完全に問題ない」という意味ではなく、あくまでも今のところ運用できているという話だ。


ホテル暮らし・マンスリー生活と楽天モバイルの相性

スーツケース横でノートPCを操作するノマドワーカー

「どこでも仕事できる」スタイルを目指しているなら、楽天モバイルとの相性はかなり良い。

ホテルのWi-Fiは、質がかなりまちまちだ。チェックイン後に速度を測ったら10Mbps以下だった、という経験は一度や二度ではない。そういうとき、楽天モバイルのテザリングがあればすぐに切り替えられる。バックアップ回線として機能させるだけでも、持っていてよかったと感じる場面が多い。

高輪のマンスリーマンションで87日間テレワークした体験記でも書いたが、ユニオンマンスリー高輪はWi-Fiが有料オプション(別料金)だった。結果として87日間、楽天モバイルのテザリングをメイン回線として使い続けた。4Gエリアだったため速度は控えめだったが、ビデオ会議・コーディング・Slackと、一通りの業務は問題なくこなせた。

マンスリーマンションの場合、「Wi-Fiあり物件」でも品質は玉石混交だ。楽天モバイルを持っていれば、「Wi-Fiなし物件」「Wi-Fiが遅い物件」を候補から外す必要がなくなる。選択肢が増えることで、家賃交渉の余地も出てくる。

ワーケーション先でもSIMの差し替えや契約変更は不要で、国内であればそのまま使える。旅先でも仕事先でも、回線のことを気にしなくていいのは地味に快適だ。フリーランスエンジニアのワーケーション完全ガイドで通信環境の整え方を詳しく書いているので、合わせて読んでほしい。


正直な感想:良かった点と気になった点

良かった点

  • テザリング無制限でGBを気にしない:「残り何GB」を毎月気にしなくていい安心感は、使ってみると思った以上に快適だった
  • 縛りなし・解約金ゼロ:ライフスタイルが変わっても「とりあえず解約」できる身軽さ
  • ホテルのWi-Fiが遅いときのバックアップになる:切り替えに5秒もかからない
  • Rakuten Linkで通話が無料:クライアントへの電話も気にせずかけられる
  • 楽天ポイントが貯まる:楽天市場・楽天カードとの連携でポイントが加算される(楽天経済圏ユーザーにはプラス)

正直に感じた不満点

  • 5Gエリアが思ったより限定的:都心の建物内でも4G止まりになる場所がある
  • 地下・ビル内で電波が弱くなる:地下のカフェや大型ビルの低層フロアで入りにくい場面があった
  • テザリング経由の速度低下:スマホ本体より確実に遅くなる。速度に敏感な人はこの点を踏まえて評価してほしい
  • 楽天エリア外(一部地方)では注意が必要:地方にいる機会が多い人はエリア確認を念入りにすること

楽天モバイルが向いている人・向いていない人

向いている人

  • ホテル・マンスリーマンション暮らしで固定回線を引けない(引きたくない)フリーランス
  • テザリングをメイン回線として使いたい人
  • 縛りなし・身軽な契約を優先する人
  • ワーケーション・旅しながら仕事するスタイルを実践している人

向いていない人

  • 楽天の5Gエリア外に住んでいる、または地方拠点がメインの人
  • ビデオ会議が1日に何本も入り、接続品質への依存度が非常に高い人
  • すでにホテルのWi-Fiが高品質で、楽天モバイルが追加コストにしかならない環境の人
  • 地下やビル内での電波安定性を最優先する人

よくある質問

楽天モバイルのテザリングだけでビデオ会議はできますか?

5Gエリアであれば問題なく使えた。4Gエリアでも画質を落とさずそのまま使えたが、たまにラグが出ることはあった。重要な打ち合わせの前は、Wi-Fi環境と楽天モバイルのどちらが安定しているかを事前に確認しておくのが無難だ。

SES現場(常駐)でも使えますか?

現場では会社のネットワークを使うため、楽天モバイルの影響はほぼない。在宅・ホテル勤務の日のテザリングとして機能する。

ホテル暮らしでメイン回線として使えますか?

実際にホテル・マンスリーマンション滞在中のメイン回線として使っている。ホテルのWi-Fiが遅い場合のバックアップにもなるため、どちらに転んでも仕事できる安心感がある。

楽天最強プランは月いくらかかりますか?

無制限で使う場合は月3,278円(税込)。テザリングは追加料金なし・無制限で使える。料金は記事執筆時点(2026年3月)のもの。最新情報は公式サイトで確認してほしい。

地方でも楽天モバイルは使えますか?

楽天モバイルのカバレッジは拡大中だが、地方によってはまだ4Gのみ、あるいは電波が不安定なエリアもある。ワーケーション等で地方に行く予定がある場合は、事前に楽天モバイルのエリアマップで対象地域の電波状況を確認しておくといい。

楽天モバイルで速度制限はかかりますか?

楽天最強プランは国内データ無制限のため、速度制限はかからない。5年以上使い続けて、速度制限を受けたことは一度もなかった。ただし、混雑時間帯には体感的に遅くなることはある。


まとめ:楽天モバイルはフリーランスエンジニアのインフラになりうる

5年以上使ってきた結論として、楽天モバイルだけでフリーランスエンジニアの仕事は十分できる。コーディング・Zoom・VPN・Slackと、日常業務に支障が出た場面は限定的だった。

ただし条件がある。滞在先・活動エリアが楽天モバイルの5G(または安定した4G)エリアであること。この点だけは事前に確認してほしい。エリアを確認せずに乗り換えると、期待と食い違う可能性がある。

ホテル・マンスリーを転々とするライフスタイルで、固定回線を引きたくない人にとっては、テザリング無制限の楽天最強プランはかなり現実的な選択肢だ。「縛りなし」「どこでも使える」「データ量を気にしない」という3点が揃うのは、身軽に動きたいフリーランスに向いている。

ワーケーションやホテル暮らしの仕事環境全体については、ワーケーション環境の整え方を詳しく解説した記事にまとめている。合わせて参考にしてほしい。


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